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体験発表会

2019年3月2日

みなさま、こんにちは。

クローバーでは、復職(クローバー卒業)が近い方に、リワークで取り組んできたことを発表して頂く機会を設けています。

発表者の方には、クローバーで自分自身が行ってきた取組みについて、人前で発表する形にまとめて頂きます。そのようにして振り返ることで、再発防止に繋がるどんな気づきがあったのか、復職に向けて何を得ることができたのか、休職直後から現在までの心境の変化などを整理することができます。また、聴衆からのフィードバックを受けることで、発表者も復職への自信をつけることができます。
他のクローバー現役生にとっても、自分と近い立場の方による発表はとても参考になり、刺激を受けられる機会となっています。

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2月末に行われた発表会の様子です。とても内容の詰まった素晴らしい発表でした!
発表者の方、資料作成および発表、お疲れ様でした。これからの就業生活を心より応援しています。

クローバーでは、随時、見学希望を受け付けております。
興味を持ってくださった方がいましたら、クリニックまでご連絡頂けますと幸いです。

みなさま、こんにちは。
今年もよろしくお願い致します。

2019年初のブログでは、現在クローバーで行われている平日プログラムについて紹介させて頂きます。
基本的なタイムスケジュールは以下の通りです。月によってはイベントが行われます。
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※土曜日は、復職したクローバー卒業生が、フォローアップの場として利用しています。

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【月曜 アロマ】
 様々な効能のオイルを使い、ハンド・リンパマッサージなどを行います。落ち着いた雰囲気の中で心地よい香りを嗅ぎながらのマッサージは、リラックス・リフレッシュ効果の高い活動です。復職された後も、個人的に継続されることの多いプログラムです。

【火曜 GWT:グループワークトレーニング】
 4~5人でグループを作り、与えられた課題やテーマについて考えます。毎回異なる課題やテーマに対して、集団としてどのように取り組むのか、また集団の中で自分はどう取り組むのか(行動や考え方の傾向に気づく)などを体験的に知ることが出来ます。

【水曜 創作活動】 
 2ヶ月1タームで様々な作品を完成させます。楽しみながら、集中力や計画力を養うことができます。また、苦手な作業を行ったり、気分が乗らなかったりする時に様々な工夫を試すことで、自分に合った作業スタイルを身に付けて行く機会になります。

【木曜 SST:ソーシャルスキルトレーニング】
 自分らしさを活かしたより良いコミュニケーションのあり方について、ロールプレイやディスカッションを交えながらみんなで考えます。他者の協力を得ることで、自分の良い部分や、一人では思いつかないような方法に気づく機会になります。

【金曜 勉強会】
 クローバーに参加されて間もない方を対象に、「病気」「生活リズム」などをテーマとした勉強会を開催しています。基本的な知識を学びながら、どのように病気を治療し、再発を防いでいけるのかを考えていきます。

【金曜 スポーツ】
 チーム対抗の室内ゲームや、講師を招いてのエアロビ運動、春・秋には公園でのウォーキングを行います。スポーツは発散性が高く、適度な疲れが睡眠の質を高めます。また、楽しさや喜びなど、ポジティブな感情を自然に感じやすいプログラムです。

【自主課題】
 体調の状態や復職へのステップに応じて、担当スタッフと相談して設定した個人の課題に取り組みます。担当スタッフとの面談もこの時間帯に行われることが多いです。
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過去のブログでもプログラムの詳細を紹介していますので、併せてご覧ください。

クローバーでは、随時、見学希望を受け付けております。
リワークプログラムにご興味を持たれた方がいらっしゃいましたら、ぜひ一度見学におこしくださいませ。(見学希望の方は、このページの上方にある、クリニックの電話番号へお電話をお願い致します)  

蕎麦打ちイベント開催

2018年12月18日

みなさま、こんにちは。
クローバーでは、12月の中旬に“蕎麦打ちイベント”を開催しました。
江戸ソバリエ協会に所属する講師の先生方にお越しいただき、丁寧なご指導の下、24名のクローバー現役生・OB・OGのみなさんが蕎麦打ちを楽しみました。
今回はそのご様子をお伝えします。

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まずはじめに、講師の先生によるデモンストレーションです。
蕎麦が出来る過程を間近で見られる機会なんて、なかなかありませんよね。
先生の華麗な手さばきに、終始眼が釘付けでした!
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デモ打ちの後は、いよいよ実践。
今回作るのは本格的な二・八蕎麦(そば粉の割合が8割のそば)です。

粉類を鉢にふるい、水を回しいれたら両手を熊手状にして混ぜ、粉全体に水を行き渡らせます。粉の粒が集まって大きくなっていくので、随時水を追加しながら、塊が10個くらいになるまで混ぜ続けます。
複数の塊をひとつにまとめたら、今度はつやが出るまでしっかりと捏ねていきます。
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生地が完成したら、打ち粉をしっかりふるい、麺棒を使ってのしていきます。
いっぱいに広げた生地を3つにたたみ、太さが均一になるよう包丁で切ったら、美味しいおそばの完成です!
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蕎麦ってこんなに手をかけて作られるんだ…!と感じた方が多いのではないでしょうか?
1つ1つの工程は大変ではありますが、食べる人のことを思いながら心をこめると、美味しいお蕎麦ができるそうです。
真剣に真面目に、そして笑顔で蕎麦打ちに取り組むみなさんの姿はとても印象的でした。完成したお蕎麦もとっても美味しそうでした!

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最後は、先生の打ったお蕎麦を茹で、先生手作りの蕎麦つゆで試食しました。
打ちたてのお蕎麦はとても香りが良く、のど越しもつるつるです。あちこちから「美味しい!」と声が上がっていましたね。
そば湯もほっこりする美味しさで、癒されました。

“蕎麦打ちは、蕎麦を作るだけでは無く、人同士も繋ぐ”。
先生から頂いたお言葉ですが、今回のイベントではまさに、メンバーさん同士で色々な心のやり取りがあったのではないかと思います。
持ち帰った手打ち蕎麦を一緒にすすった人とも、心の交流が生まれたでしょう。
年末のあたたかい思い出として、皆さんの記憶に残って下さっていましたら嬉しく思います。
講師の先生方、誠にありがとうございました。

これからますます寒さが厳しくなっていきますが、みなさま、良いお年をお過ごし下さい。

秋の体力テスト

2018年11月8日

みなさま、こんにちは。11月にしては暖かい日が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。
クローバーでは、スポーツの秋ということで、体力テストを実施しました!(初の試みです)。

今回の体力テストでは、厚生労働省の指針を参考にしながら、①握力 ②長座体前屈 ③開眼片足立ち ④椅子立ち上がり ⑤反復横とび の5つの競技を行いました。
事前に“健康チェックリスト”へ回答したうえで、当日の体調に問題のない方にご参加いただきました。
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2~3人でチームを組み、互いに測定・記録しあいながら5つの競技に取り組んでいきます。「体力テストは学生以来だ!」ということで、みなさん楽しんでチャレンジされていました。
終始とってもにぎやかでしたね!記録に喜んだり、悔しそうだったり、みなさんの感情表現も印象的でした。

<握力>
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<長座体前屈>
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<椅子立ち上がり>
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<反復横とび>
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休職中は、就業時と比べると活動量が減るため、体力が落ちやすくなります。しかし、身体を動かしたり、他者と会話をしたり、リワークであれば様々なプログラムに参加したり、それらを毎日継続していく中で体力は必ず回復方向にむかいます。作業に集中できる時間も少しずつ延びていきますし、身体も疲れにくくなっていきます。
クローバーの体力テストは、これからも4ヶ月に1度の実施を予定しています。自身の変化や回復を実感する1つの機会として活用して頂けますと幸いです。

みなさま、こんにちは。

クローバーでは、毎週火曜日の午前中に、グループワークトレーニング(GWT)を行っています。GWTとは、4人ほどのグループで、与えられた課題やテーマについて考えていくプログラムです。
以下4種類の課題から構成されており、3ヶ月で1クールとなっています。
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①「情報を組み立てる」(複数の情報を整理して答えを導く)
  例:バラバラの情報カードを組み合わせ、回答を導き出す
②「コンセンサス」(異なる考えを持つ集団の中で、意見の合意を体験する)
  例:リーダーの望ましい資質について、重視する項目を5つグループで選ぶ
③「聴き方・伝え方」(コミュニケーションについて考えてみる)
  例:留学生に食べさせたい日本の食べ物をグループ別にプレゼンする
④「自分を知る」(自分についてあらためて考えてみる)
  例:自己評価や他者評価から、自分自身の考え方のクセを振り返る
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クローバーを利用されている方々は、みなさん復職を目指しており、いずれ組織という集団に戻っていかれます。そのため、クローバーでは集団での取り組みや活動を重視しています。
GWTもその一環であり、クローバーの主要プログラムの1つとなっています。
今回のブログでは、①「情報を組み立てる」のご紹介をさせて頂きます。

この日の課題は、“マンションに住んでいる人物の名前と、その部屋の号数を導き出すこと”でした。
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情報カードは全部で23枚あり、メンバーそれぞれに5~6枚ずつ配られますが、見せ合うことは出来ません。お互いが持っているカードの情報は、口頭でのみ内容を伝えることが出来ます。
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それぞれのカードには、一見重要かわからないものや、事実かどうか疑わしいものも含まれており、どのチームも苦戦している様子でした。スタッフも一緒に取り組んだのですが、難しかったですね…。
その一方で、みんなで情報を共有できるよう紙にまとめる、それぞれが持つバラバラな情報を集約して整理する、分からないところはその都度質問しあう、会話についていけなくなったらストップをかけるなど、チーム内での相互のコミュニケーションが活発に行われており、非常に印象的でした。
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「情報を組み立てる」における課題の難易度はものによって異なりますが、共通しているのは、グループ内でのコミュニケーションや協力無しでは正答に近づけないことです。
先述したように、課題に取り組む過程では色々なコミュニケーションが生まれます。そして、その活発さの度合いは、課題終了後にメンバーが抱くモヤモヤの度合いにも関連しているようです。振り返りでは、正答が出せたかどうかよりも、メンバー間で行われたコミュニケーションの内容を重視しています。

グループ作業だからこそ見えてくる気づきを大切にして、復職に活かして頂けますと嬉しく思います。
ご興味を持たれた方がいらっしゃいましたら、お気軽にお問い合わせください。