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みなさま、こんにちは。

7月・8月の創作活動では、昨年に引き続き、“埼玉竹とんぼの会”で活躍されている先生方をお招きして竹とんぼ作りを行いました。今回はそのご様子をお伝えします。

使用するのはもちろん本物の竹!本格的です。
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竹を割る、穴をあける、薄く削ぐ、バランスを調整するなど、注意を要する細かい作業が続きます.

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中央を火であぶってひねるという技術には驚きました!
よく飛ぶ竹とんぼを作るためには、いくつかポイントがあるとのこと。竹とんぼ、奥が深い。

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みなさんは集中力の塊で、熱心に作業に取り組まれていました。
あれこれ頭を悩ませる事柄からいったん離れて、目の前の作業だけにひたすら取り組める時間は、リフレッシュや癒しにもなりますよね。
みなさんとても良い顔をされていました。

完成した竹とんぼを用いて、飛ばした距離を競う記録会も行いました。
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風を味方につけて青空を華麗に飛んでいく竹とんぼは、見ていてとても気持ち良かったです。
飛ばし方にもコツがあり、手の摩擦と力をいかに上手く使うかが大切とのことです。やっぱり竹とんぼ、奥が深い。
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歓声が飛びかい、大変盛り上がる記録会となりました!
笑顔、悔しそうな顔、驚いた顔・・・みなさんの色々な表情が印象的でした。

 ~結果発表~
 1位 33.382メートル
 2位 29.837メートル
 3位 26.481メートル

昨年と比べて、今年は飛距離が格段にアップしていました。素晴らしいですね!
1位の方には先生よりトロフィーが授与されました。おめでとうございます♪
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また、プログラムの内容を紹介できればと思います。

みなさま、こんにちは。
クローバーでは、年に3回“合同自主課題”を実施しています。合同自主課題とは、メンバーのみなさんがグループを組み、スタッフが提示した課題に力を合わせて取り組むプログラムです。実際の就業場面を意識し、「他者との協力・連携を体験すること」や「グループ内での自身の役割や特性について考えること」、「報告・連絡・相談といったコミュニケーションをとること」などを狙いとしています。

毎年8月には、合同自主課題の一環として、メンバー企画の夏祭りを行っています。
実行委員に選ばれた6名は、クローバーのプログラムと両立しながら、話し合いを重ねて計画を練ってきました。企画趣旨や内容の立案・予算の割り当てと買い出し・会場と人の配置・トラブルシューティングなど、全て自分達で考え準備をしてきました。
例年盛り上がる夏祭りですが、今年も大成功でした!
今回はその様子をお届けします。

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クローバー村祭り ~覇者現る~

① 当日のスケジュール
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求められる力がそれぞれ異なる3つのゲームで合計点を競い、“覇者”を決めます!
進行も、実行委員が中心となって行います。

② 人狼
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誰が敵で誰が味方なのか、コミュニケーションを通した頭脳戦が繰り広げられるゲームです。騙し騙された末、人狼の正体が分かった時の衝撃はすごかったですね!

③ 余興
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休憩時間には、実行委員よりおやつとしてスイカが振舞われました!切り方がとてもおしゃれですね。夏を感じるおやつ、甘くてとても美味しかったです。
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実行委員によるギターの生演奏。素敵な音色に癒されました。

④ クロ・コレリレー
「雑誌を太ももに挟んで歩くモデルウォーク」、「箸での豆運び」、「ボール投げ」、「スリッパリレー」の4種目から成る障害物競走です(クロ・コロとはクローバーコレクションの略だそうです)。4~5人チームで、身体を動かし、力を合わせてゴールを目指します。
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豆のノルマは10粒。一粒ごとに元気よくコールをするチームもありました。
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足だけを使うスリッパリレーでは、足の大きい方々が大苦戦(笑)

歓声が飛び交い、大いに盛り上がりました!

⑤ 絶対味覚王
ポテトチップスのメーカーやドリンクを当てるゲームです。
5感をフル活用して味わいますが、これがなかなか難しい…。
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裏方では実行委員が準備を頑張っています。
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スポーツドリンク4種類を当てる最終問題。簡単という方もいれば、苦戦する方も。

こんなに真剣に飲み食いしたのは初めてだ、という声が多数聞かれました(笑)

⑥ 表彰式
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高得点をおさめた3名には、“覇者”として表彰と景品の贈呈が行われました!
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卒業生の方も参加され、とても充実した1日になりました。
参加者からは、「笑いっぱなしの1日だった」「楽しかったし悔しかった」「アイデアが良く工夫されていて楽しく参加できた」といった感想が寄せられました。交流を深められた方、気分のリフレッシュができた方が多かったようです。スタッフも全力で楽しませて頂きました!
実行委員のみなさんは、達成感からか晴れ晴れとした表情をされていましたね。チームワークと役割分担、ばっちりでした。本当にお疲れ様でした&ありがとうございました!

イベントを通して、企画する側も参加する側も、それぞれ得られるものがあったのではないでしょうか。今後のモチベーションの向上に繋げて頂けますと嬉しく思います。
まだまだ暑い日が続きそうですが、みなさん体調には気をつけて、元気に夏を乗り切りましょう!

 みなさま、こんにちは。

 クローバーでは、毎週火曜日の午前中に、グループワークトレーニング(GWT)を行っています。
 GWTとは、4~5人のグループで、与えられた課題やテーマについて考えていくプログラムです。クローバーを利用されている方々は、みなさん復職を目指しており、いずれ組織という集団に戻っていかれます。そのため、クローバーでは集団での取り組みや活動を重視しており、GWTはSSTと並ぶクローバーの主要プログラムとなっています。

 内容を簡単にご紹介すると…
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①「情報を組み立てる」(複数の情報を整理して答えを導く)
  例:バラバラの情報カードを組み合わせ、回答を導き出す
②「コンセンサス」(異なる考えを持つ集団の中で、意見の合意を体験する)
  例:リーダーの望ましい資質について、重視する項目を5つ、グループで選ぶ
③「聴き方・伝え方」(コミュニケーションについて考えてみる)
例:留学生に食べさせたい日本の食べ物をグループ別にプレゼンする
④「自分を知る」(自分についてあらためて考えてみる)
  例:自分自身の考え方のクセを知る
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 以上4種類の課題があり、毎回異なる課題に取り組んで頂いています。

 クローバーのGWTでは、以下のような項目を狙いとしています。
“自分自身のコミュニケーションや、グループ内での立ち位置を観察して振り返ること”、
“自分と相手の違いや、価値観の多様性を理解すること”、
“話し合いの過程で生じる自分の心の動きに気づき、対処すること”、
“自分自身を客観視して自己理解を深めること”

 GWTは3ヶ月で1クールとなっており、今クールのGWTは7月4日より始まりました。
 毎回盛り上がりを見せるGWTですが、グループ作業だからこそ見えてくる気づきを大切にして、復職に活かして頂けますと嬉しく思います。
 ご興味を持たれた方がいらっしゃいましたら、お気軽にお問い合わせください。 
 

みなさま、こんにちは。

クローバーでは、毎週水曜日の午前中に創作活動のプログラムを行っています。
今回は、現在取り組んでいる「終のすみか作り」の様子をご紹介します。

★コンセプトシートと家の設計図を作成します。
“老後はどこで、誰と、どんな家に住みたいか?”
そのようなイメージを具体的に形にし、家のコンセプトをじっくり考えていきます。
広いお風呂を備えたペンション、みんなが集まれる広いリビングがある一軒家、趣味に打ち込める地下室がある家など、それぞれのこだわりや個性が光ります。
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★コンセプトが定まり図案が完成したら、いよいよ模型作成に移ります。
 図案を清書して土台を作り、丁寧にパーツを切り抜く細かい作業が続きます。
 色を塗るとよりリアルになりますね。
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★外壁を立て、切り抜いたパーツを取り付けつつ、模型を組み立てていきます。
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みなさん、楽しそうな表情を浮かべながら集中して作業に取り組まれており、「時間が過ぎるのがあっという間だ」との声が多数聞かれました。完成が楽しみですね!

「終のすみか作り」では、“作業を続ける集中力、段取りを立てる計画力の回復具合を見ること”、“作業に取り組む上での自分自身の特徴に気づくこと”、“自分自身の趣味・嗜好を整理すること”などを狙いとしています。
 プログラムの取り組みから得た気づきを、担当スタッフとの面談を含め、復職に向けての自己分析に活かして頂けますと幸いです。

 今後のブログでも、プログラムの紹介が出来ればと思っております。

 みなさま、こんにちは。

 復職支援デイケアクローバーでは、SSTプログラムを提供しています。
 SSTとは、Social Skills Training(ソーシャルスキルトレーニング;社会生活技能訓練)の略称で、認知行動療法に分類される手法であり、クローバーの主要プログラムの一つです。

 日々の生活をよりよく送っていく為には、様々なテクニックや工夫が必要とされます。
 その中でも、対人交流技能は特に大きな役割を担っています。自分らしく、周囲と良好な関係を築くことができると、ご自身の生活も仕事もより充実したものとなることでしょう。
 しかし、その場面・状況、相手、自分の気持ちなど、様々な要素を考慮してコミュニケーションを図っていくことは、簡単なことではありません。そこで、SSTでは、今一度自身のコミュニケーションを見つめ・分析し、自分らしいコミュニケーション方法とはどのようなものなのか・どのようにすると行いやすくなるのかを、ロールプレイなどの練習を取り入れながら獲得していきます。

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<クローバーのSSTで重視している事> 
・「お互いにプラスになるようなコミュニケーションのあり方を考える」事を目的に取り組みながら、自分自身の洞察や気づきを大切する
・コミュニケーションの形は1つではないため、一人一人に合った方法で、より簡単に、なおかつ場面に適したやりかたを一緒に考えていく
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 クローバーのSSTは3ヶ月1クールで行っており、”設定されたテーマを皆でディスカッションする集団SST” 、”個人個人の取り組みたい課題を行う個別SST”から構成されています。
 今クールのSSTプログラムは、5月11日より始まりました。

 過去の参加者からは、「改めて自分のコミュニケーションの良さや工夫できることに気づけて有意義だった」「自分一人では解決が難しい課題でも、色々な人のアイデアを聞けたことが突破口になった」などのコメントを頂いています。
 ご興味を持たれた方がいらっしゃいましたら、お気軽にお問い合わせください。