復職支援デイケア(リワーク)のブログ カテゴリー一覧

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こんにちは。復職支援デイケアクローバーの看護師です。

9月後半から気温が下がり、過ごしやすい日が増えてきましたね。季節の変わり目は自律神経のバランスを崩しやすい季節でもあります。バランスの良い食事、十分な睡眠、適度な運動、ゆっくり入浴するなど体のメンテナンスに気をつけ、お過ごしいただければと思います。

今回はクローバーで行っているマインドフルネス瞑想を紹介したいと思います。クローバーでは調整的音楽療法(音楽を用いたマインドフルネス)を行っています。音楽を外の変化に見立ててマインドフルな状態を作る練習をしています。

マインドフルな状態とは「瞬間瞬間の体験に意図的に意識を向け、評価をせず、とらわれずにただ観る」という状態です。「意図的に今に意識をむける」を繰り返すことで自動的に出現する思考(雑念)が少なくなると言われています。

自動的に出てくる思考は、不安や心配が出てきやすいと言われており、自動思考が増えると脳が疲れやすい状態になります。マインドフルネスを練習していくことで、集中力が上がる・ストレスの低減・うつの再発予防につながるなど沢山の効果がありますよ!

日常生活でも自然に聞こえてくる音(風や雨、エンジン、人の声や動作 等)や体の感覚(座っているときにお尻の左右にかかる圧力、身体の温かさをや涼しさ  等)を観察し、注意を行ったり来たりさせる。自然に浮かんでくる考えも観察することで今この瞬間に意識を向ける練習ができます。

練習の注意点が2点あります。

1つ目は考えが浮かんできたら、考えにとどまり過ぎず音や体の感覚に戻る事。2つ目は毎日マインドフルネスに取り組む時間を作る事。

毎日続けることで、当たり前のように今に意識を向けることができるようになりますよ。

マインドフルネスを習慣化し、体調管理にお役立ち頂ければ幸いです。

復職デイケアについてのお問い合わせは下記の電話番号(クリニック受付)におかけ下さい。利用や見学のご相談などお気軽にどうぞ。
受付電話番号 048-661-7885

みなさまこんにちは!
2023年10月のプログラム表をお知らせいたします。

復職支援デイケア(リワーク)「クローバー」の作業療法士です。
先日行いましたメンバー主催のイベントについて報告いたします。

復職支援プログラムの一つに合同自主課題というものがあります。
約1か月間数人のグループになって、合同で課題にあたり、仕事や業務を意識した取り組みを行います。

今回はグループを企画部と実行部に分け、夏のイベント企画と運営が課題でした。
より仕事的なやり取りを体験し、再発予防策を意識した活動に取り組んで頂きました。

ジェスチャーゲーム
椅子取りゲーム
紙飛行機的当て

各グループが趣向を凝らしたゲームを当日はメンバーとスタッフで一緒に楽しみました!
しかし、合同自主課題という「課題」のためイベントの成功で終了ではなく、イベント実施後にメンバー同士で計画実行について振り返りを行います。
より仕事的な活動を通して他者から意見を貰うため、再発予防策のヒントを見つけられる方が多くいらっしゃいます。
このイベントを通して見つかった新たな課題や再発予防策をまたリワークの中で実践していきます。

みなさまこんにちは!
2023年9月のプログラム表をお知らせいたします。

GWTで大切なこと

2023年7月31日

皆さま、こんにちは。復職支援デイケア「クローバー」の心理士です🍀

 本日は、プログラムの一つであるGWT(グループワークトレーニング)についてご紹介します!
 GWTは複数人のグループで、ディスカッションを通して課題を解決したり考え方の幅を広げるようなプログラムです。①自分を知る②聴き方・伝え方③コンセンサス④情報を組み立てる、の4つのテーマに大きく分かれていますが、自身のコミュニケーションスタイルに目を向けたりディスカッションの中で生じる葛藤から気付きを得るといった目的は共通しています。

 タイトルにもある通り、GWTでの大切なことをお伝えします。
それは、その日のワークを上手く収めるのを目的にしないことです。

 写真とともに例をご紹介します。「自分を知る」の中で、自分の苦手な作業に対しどうカバーしていくかを考えた回です。

各グループから色々な意見が出ました。

一番右のグループに注目していただくと、このように書いてあります↓

ディスカッション中に意見が出なかったものについて、他グループに意見を求めています。

その時間に納得できる答えが出なかったものを保留とし、他の皆さんにも聞いてみていました。一日掲示しておいた結果……

たくさんの意見が!!

どうしても、この時間内に答えを出さなければ、とか解決しなければと考えてしまいがちですが、いったん保留したり他の方にも聞いてみることで選択肢が広がる可能性があることを実感できた回となりました。

ワークによっては時間内に一つの答えを出すことが求められる課題もあります。しかし、それが目的になるとGWT自体の目的が見えなくなってしまいがちです。
何のためのワークなのか、一緒に考えながら進んでいきたいと思っています!