はちみつぶんぶんケーキを作りました!!
2019年7月9日
皆さん、こんにちは。 2Fの高齢者デイケアを担当している作業療法士です。 6月28日に、調理プログラムで「はちみつぶんぶんケーキ」を作りました。 このケーキは、「クマくんのはちみつぶんぶんケーキ」という絵本に出てくるケーキを参考に、プログラム講師が高齢者の方でも簡単に作れるようアレンジしたものです。 今回は、プログラムを始める前に、絵本を読み、今からどういうケーキを作るのかイメージを膨らませてから調理に入りました。 絵本を読んだことで、皆さん、「おいしそうだね。」「早く作ろうよ。」と意欲が高まり、作業中もお互い作業を分担しながら一生懸命取り組まれる様子が見られました。 また、途中で普段全く集団プログラムに参加されない方も、「何やっているの?」と興味を示し、「私やります。」といって皿洗いや、仕上げのはちみつを塗る作業などに取り組まれていました。
完成後は、途中で参加され方も含め調理に関わったみなさんでおいしく食べました。 「アーモンドが良いアクセントになっているね。」や「ほんと美味しい。上手くできたね。」と笑顔で会話する様子が見られました。 調理と言う作業は、個々の能力に合わせて役割を分担することができるので、とてもよい作業だと考えております。また、普段の生活の中で話すことが少ない方には、作業を通して「自宅で昔作ったわ。」「これ難しいのよね。」と自然に会話が生まれるので、他者と交流を深めることができ、回想法のような効果も期待できます。 今後も、ただ調理プログラムをおこなうのではなく、利用者様のニーズに合わせ、創意工夫しながら、デイケアやプログラムに参加するのが楽しいと思って頂けるよう努力していきたいと思います。