「働く方の心が楽になるヒント」参加のご報告
2019年11月25日
みなさま、こんにちは。11月の下旬に、クローバーのスタッフで、埼玉県精神保健福祉協会が主催する「こころの健康講座」に参加してまいりました。今回は、その内容をご報告させて頂きます。
講師は、横浜労災病院の勤労者メンタルヘルスセンター長である山本晴義先生です。先生は、医師としての仕事だけでなく、「勤労者こころのメール相談」へも長年携わっておられます。講座では、先生の御体験を交えながら、勤労者のメンタルヘルスケアのために大切な視点や、対人支援職として心掛けておきたいことなど、様々なことを教えて頂きました。
うつについて、「”脳が疲れている状態”であり、”甘えや怠けではない”と自覚しよう」、「まずは焦らずゆっくりして、心のエネルギーを貯めること(休養、栄養、服薬)が回復の近道である」といったお話は、心の病が根性論で捉えられてしまう悲劇への予防になると感じました。また、メンタルヘルスケアの観点から、以下のようなお話がありました。
- ストレスは”1日決算主義”の生活を意識しよう。
- ストレッサーやストレス状態(身体・精神・行動)に気づき、それらをコントロールしていこう。
- 自分なりの、自分が楽しんでできる、心が楽になるストレス解消法を持ち、日々(最低月イチでも)実践しよう。
これらはクローバーでも力を入れているポイントですが、やはりメンタルヘルスの維持のためには欠かせない視点なのだな、と改めて実感できました。メンバーさんも、スタッフも、クローバー全体で、自分の長所に目を向け、自分を大切にし、労わることを忘れないようにしたいと感じました。
クローバーという場所が、復職に向けて日々前進するみなさまのお役にたてるよう、これからも、スタッフ自身の研鑽を深めていきたいと思います。