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外出自粛…ストレスが溜まっていませんか?①

2020年4月18日

皆様こんにちは!復職支援デイケア「クローバー」の作業療法士です。
健康管理が難しい日々が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
大宮すずのきクリニック各フロアでは感染症対策を実施し、安全を考慮しながら運営を行っております。
クローバーでも利用者の体調確認、定時の消毒・換気を徹底し開所しております。今後、情勢により開所に影響がある際は当ブログにてお知らせ致しますので、定期的なブログチェックをよろしくお願いいたします。

さて、新型コロナウイルスの影響で先行きの見えない状況が続き、これまでの日常が送れず心身の不調をきたしている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
また、在宅勤務の機会が増えた方もいらっしゃると思います。
そこで、今回は外出しなくてもできるご自宅でのストレスとの付き合いについて考えてみたいと思います!
少しでも皆様の健康維持のお役に立てれば幸いです。

ストレス解消という言葉をよく聞きますが、リワークの中ではより専門的に「ストレスコーピング」という単語を使っています。

≪ストレスコーピング≫
 ・ストレス原因、どんな所にストレスを感じやすいかを理解する
 ・ストレス状況、ストレス原因に対して意識的に対処をすること
の2点が含まれています。

ストレス対処は大きく分けて2つの方向性に分けられます。(※厳密にはさらに細分化できますが、この場では便宜上、2方向として説明いたします。)

 ①ストレス原因そのものに働きかける対処
   (例:気温が高くて暑い⇒エアコンの温度を下げる)
 ②ストレスを受けた後の自身の心身の状況に働きかける対処
   (例:ショックなことがあり落ちこむ⇒運動をして気分を変える)

ストレス原因そのものを変化させる対処は私たち誰もが考えやすい、とりやすい対処です。しかし、自分の外で起こっている出来事や人間関係などがストレス原因の場合、直接変えることが難しいケースもあります。(例:怒りっぽい上司に怒らないようになってほしい/苦手な仕事が多いため配置換えをしてほしい…等)

そういった自分の力では直接解決のできないストレスに多く触れていると、誰でもストレスがどんどん積み重なり、認識できない、対処できない状況ができあがってしまいます。そうなると、心身に不調が起こりやすくなっていきます。

そうなる前に、受けたストレスを大きくしない、貯めない、その都度解消、減らしていく対処=’コーピング’を行うイメージですね。

次の記事では自宅で行えるコーピングについて利用者にインタビューしたので、いくつか紹介いたします。